開発工程区分 /導入メリット / 導入デメリット

「プログラミング」及び「開発」関連用語集

カテゴリー: 開発  閲覧数:405 配信日:2017-09-30 08:39


開発工程区分


一般的には、要件定義、基本設計、詳細設計、プログラム開発、テスト、運用、保守の順に開発工程を区分する
・システムの要件定義から設計、製造、テストまで、各開発フェーズを段階的に進めていく開発モデルを指す

各工程の呼び方はプロジェクトにより異なる
・プロジェクトごとにどの用語がどのフェーズに該当するのか良く確認する必要がある

システム開発の時系列工程分割例A
・1.要件定義
・2.外部設計
・3.内部設計
・4.製造・実装
・5.単体テスト
・6.結合テスト
・7.総合テスト
・8.ユーザーテスト
・9.本番移行
・10.運用・保守

システム開発の時系列工程分割例B
・1.要求定義
・2.外部設計(概要設計)
・3.内部設計(詳細設計)
・4.開発(プログラミング)
・5.テスト
・6.運用

システム開発の時系列工程分割例C
・1.要件定義(要求分析)
・2.外部設計(基本設計)
・3.内部設計(機能設計)
・4.詳細設計(プログラム設計)
・5.プログラミング(製造、実装、コーディング)
・6.テスト


導入メリット


工程の進捗管理がしやすい
・システムの全容を早い段階で明確にできる
・開発の進ちょく状況を把握しやすく、プロジェクト管理に向く

ユーザーのニーズをシステムに具現化し、かつ全体の整合性を保ちやすい
・仕様書が確実に残る
・処理性能を満たすための設計作業を確実に盛り込める


導入デメリット


開発期間は長くなる
・工程ごとにドキュメントを作成したり、各工程を別々のチームが担当することが多いので成果を引き継ぐ作業が発生する
・このため一般に、スパイラルアプローチに比べて開発期間は長くなる

仕様の変更や修正が発生した場合
・工程を逆戻りすることが難しいため、期間と費用が多くかかってしまうことがある

システム開発全体のスケジュールを圧迫する一番の要因


・前工程へ後戻りすると大きな影響が出る
・前のフェーズのアウトプットに不備があった場合
・次フェーズを満足に遂行することはできないため、前のフェーズに戻って、仕様検討や設計をやり直すことになる