カテゴリー:
ネットワーク
閲覧数:369 配信日:2018-08-09 22:14
●MACアドレス (Media Access Control address)
・読み方‥‥‥‥マックアドレス
・表記例‥‥‥00-13-20-AB-47-FE
MACアドレスは、ネットワーク上で、各ノードを識別するために設定されているLANカードなどのネットワーク機器のハードウェア固有の物理アドレスである。
イーサネットの場合、8ビット毎に16進数(0 - 9,A,B,C,D,E,F)を使って12桁で表記され、48ビット符号(8ビット×6)で構成されている。MACアドレス48ビットの前半6桁上位24ビット(例00-13-20)は、IEEEがベンダー(製造者)毎に管理・割り当てを行っており、製造したメーカごとに固有な番号となっている。OUI(Organizationally Unique Identifier)と呼ばれる。
後半下位24ビット(例AB-47-FE)の部分は、そのメーカーが製品にそれぞれ独自に割り当てる番号の組み合わせによって表記される。この仕組みにより、原則として、MACアドレスは世界にたった一つだけ存在し、理論的に重複することはない。
しかし、このMACアドレスの固有性は、現実には必ずしも絶対的なものではない。
例えば、古い製品とネットワークを組むと、ごく稀に、MACアドレスが競合するケースがある。また、MACアドレスが変更可能なネットワーク機器や、設定画面から簡単に変更できるルーターも販売されている。さらには、ハッキング目的でMACアドレスを詐称する、Arp Spoofingというテクニックもある。つまり、MACアドレスは偽装可能であり、無線LANなどで広く使われているMACアドレスフィルタリングは、ネットワークセキュリティ上、大した意味を持たないのである。
ところで、通常、MACアドレスの表現には、00-13-20-AB-47-FE や 32:61:3C:4E:B6:05 といったオクテット表現を用いる("00","13"や"20"が、それぞれオクテットである)。 このMACアドレスのうち、最初の24ビット(例00-13-20)がベンダーID部ということは既述のとおり。後半下位24ビットについては、厳密には、さらに8ビットと16ビットへと分割することができる。最初の8ビット(例AB)が機種ID、最後の16ビット(例47-FE)がシリアルIDとなることが一般的である。この場合、上位32ビットでネットワーク機器の機種名まで特定可能となる。
つまり、MACアドレスとは、簡潔にいえば各Ethernetカードに固有のID(識別)番号であり、。全世界のEthernetカード間でデータの送受信を行うために、カード1枚1枚に固有の番号を割り当てたものということができる(と思う)。
ちなみに、OSI参照モデルでいえば、第2層のアドレスにあたる。コマンドプロンプトではPhysical Adressと表記されており、単に物理アドレスと呼ばれたりNode IDの別名でも呼ばれることがある。
・MACアドレスの調べ方
Windows2000/XP
[スタート] - [プログラム] - [アクセサリ] - [コマンドプロンプト] - [ipconfig /all] - [Physical Address]
・参考URL IEEEのMACアドレス一覧表
http://standards.ieee.org/regauth/oui/oui_public.txt
●ネットワークに接続している各マシンを特定するため(他のマシンと区別するために)、下記3つの識別子を使う。
①MACアドレス‥‥確認方法 スタート>プログラム>アクセサリ>コマンドプロンプト>ipconfig/all
②IPアドレス‥‥確認方法 同上
③コンピュータ名‥‥
A.確認方法 スタート>プログラム>アクセサリ>コマンドプロンプト>hostname
B.確認方法 スタート>プログラム>アクセサリ>コマンドプロンプト>ping コンピュータ名
C.確認方法 コントロールパネル>システム>コンピュータ名>フルコンピュータ