2種類

「プログラミング」及び「開発」関連用語集

カテゴリー: Web標準知識  閲覧数:326 配信日:2017-08-04 07:08


2種類


絶対パスには、2種類ある
・大きく二通りに分かれる
・基点が異なるため、パスが異なる
・注意が必要

WebサービスにおけるURL上のパス
ファイルシステム上のパス
・それぞれ、絶対パスの中身は異なる


WebサービスにおけるURL上のパス


・ブラウザで実行
・URLでページを指定
・http://example.com/foo/barなら、/foo/barが絶対パス

URLで指定する場合
http://ドメイン名/ディレクトリ名/ファイル名

ルートディレクトリからの位置を指定する場合
/ドメイン名/ディレクトリ名/ファイル名

httpでのURLを基点として考えた場合の「絶対パス」
→/blog/


ファイルシステム上のパス


サーバーサイド
・サーバーのルートからのパス
/var/www/
/virtual/ユーザ名/
※サーバー設定により異なる

ファイルシステム上での「絶対パス」
・実際のパスは、サーバ設定等によって異なる
→例、/virtual/ユーザー名/public_html/http://programming-term.w4c.work/blog/など


2つある理由


「Webサーバ」の持つ特性・性質に由来している
通常、「Webサイト」を公開する際、
Webサーバ上に公開するため専用のルートディレクトリ(ドキュメントルート)を作成する。
これは、サーバ内の構造すべてにアクセスされてはセキュリティ上都合が悪いため、
サーバー上の仮想ルート以下に公開用ファイルを置き、
一般のクライアントからはそれ以上のサーバのリソースに手をつけられないようにしているため。
※ドキュメントルートはサーバーのルートディレクトリから見て何階層も下にあるのが普通なので、
仮想ルートディレクトリとも呼ばれる

その結果、
Web上ではWeb用ルートが基点となり、各ファイルの場所はそこからのパスでも表されるようになっている。
しかし、これは、あくまでも、「ブラウザでアクセスできる場合の最上位のディレクトリ」という意味に過ぎず、
実際はさらにその上位ディレクトリも存在している。

つまり、両者の違いは、基点をどこと考えるかの違い、に過ぎない
・基点は、ファイルシステム
・基点は、ドキュメントルート(仮想ルートディレクトリ)

なお、ファイルシステムについては、一般ユーザーに公開している範囲より上ディレクトリからのパス指定となるため、通儒、管理者以外は利用不可


同義語


フルパス


対義語


相対パス
・relative path
・現在位置から目的のファイルやディレクトリまでのパスの記述
・現在のディレクトリからの相対的な位置を示す
・基点は自分がいる場所
・今いる場所(階層)を基準にして、目的地(情報)がどこにあるのかを伝える


/var/www/a/b/c.html は絶対パスですか? それともフルパス?