カテゴリー:
ネットワーク
閲覧数:377 配信日:2019-04-19 12:05
プロキシとキャッシュ
コンテンツ取得の高速化
・データの再読み込みを速くする
・プロキシサーバーにはキャッシュ機能があるため、一度閲覧したWebサーバーのデータを一時的に保存しておくことが可能。過去にサーバから受信したコンテンツを一時的にプロキシ自身のディスク内に蓄積しておくことが可能
・多くのユーザーが同一サイトにアクセスする場合、各ユーザーが都度Webサーバーにアクセスするのではなく、プロキシサーバーがキャッシュデータを渡すことにより、高速なアクセスを行うことが可能
・プロキシがユーザからコンテンツのリクエストを受けたとき、そのコンテンツがすでにキャッシュされている場合、わざわざ遠くにある本来のサーバに同じコンテンツを取りに行くことなく自分自身にキャッシュされているデータをユーザに送り返すので、ユーザはコンテンツを素早く取得することが可能。この場合プロキシは本来のサーバにアクセスしなくて済むため、そのサーバに掛かる負荷を軽減することも可能
プロキシサーバーの需要
・インターネット回線の高速化など、時代の変化とともにインターネットキャッシュとしてのプロキシサーバーは需要は少なくなっている
Webブラウザに実装されているキャッシュ機能との相違点
・キャッシュ機能は一般的なWebブラウザにも実装されている
・Webブラウザは、単独のユーザが取得したコンテンツをキャッシュする
・プロキシサーバーは、プロキシの全利用者が取得したコンテンツをキャッシュする。プロキシの利用者は自分が過去に一度も見たことのないコンテンツであっても素早く取得することが可能となる
サーバ負荷の軽減、トラフィックの軽減
・プロキシをキャッシュサーバとして利用することによって、遠くのサーバに何度もアクセスしなくて済むため、結果的にネットワークのトラフィック(回線使用量)を軽減できる
プロキシサーバ
2種類
・比較一覧表
- | フォワードプロキシ | リバースプロキシ |
---|---|---|
内容 | ネットワーク内から外へのアクセスを受けるプロキシ | 外から内にきたアクセスを受けるプロキシ |
役割 | - | Webサービスの提供者側がWebサーバの負荷を下げ、効率的にレスポンスを返すためのキャッシュサーバ |
プロキシサーバの配置 | - | Webサーバの手前 |
キャッシュするファイル | ユーザがアクセスしようとする不特定多数のサイト | 特定のWebサーバ |
実装 | - | Nginx |
NginxとApacheの併用
Webサーバに「Apache」、リバースプロキシサーバに「Nginx」
・NginxとApacheの併用は可能?
サーバ構成
・HTTPサーバ(プロキシサーバとして使用) Nginx
・アプリケーション(同一サーバ内) node.js + socket.io + express + forever