レプリケーションとは?
状態:-
閲覧数:2,836
投稿日:2009-07-10
更新日:2017-08-23
英語表記
・Replication
稼働データベースの複製を行う技術
・データベース管理システムが持つ機能の一つ
・本番で運用中のサーバデータを、もう1 台のサーバに自動的に複製する仕組み
・あるデータベースとまったく同じ内容の複製(レプリカ)を別のコンピュータ上に作成し、常に内容を同期させる機能
・あるデータベースとまったく同じ内容のを複製(レプリカ)をネットワーク上に複数配置し、通信回線や1台1台のコンピュータにかかる負荷を軽減する仕組みのこと
・主となる(マスタ)データベース と まったく同じ内容の(レプリカ・複製)データベースを作成することができるため、 負荷分散や、ホットスタンバイに有効な手段として広がっている
・マスターデータベースとレプリカデータベースは、ネットワークを通じて互いにデータを交換しあい、常に内容が一致するようにできているため、 一ヶ所でデータを更新すると、マスターとすべてのレプリカに自動的に更新内容が伝播する
障害対策
・耐障害性の向上
データベースの負荷分散
・システムにアクセスが集中したときに、1つのサーバのみで対応すると過度に負荷がかかってしまいサーバダウンにつながる恐れがある
停止が許されない、極めて重要なシステム
・行政機関や交通機関のシステムなど、停止したら大きな影響を与えてしまうシステム
→ 障害が発生しても、システムを停止させることなく継続できる
・Replication
稼働データベースの複製を行う技術
・データベース管理システムが持つ機能の一つ
・本番で運用中のサーバデータを、もう1 台のサーバに自動的に複製する仕組み
・あるデータベースとまったく同じ内容の複製(レプリカ)を別のコンピュータ上に作成し、常に内容を同期させる機能
・あるデータベースとまったく同じ内容のを複製(レプリカ)をネットワーク上に複数配置し、通信回線や1台1台のコンピュータにかかる負荷を軽減する仕組みのこと
・主となる(マスタ)データベース と まったく同じ内容の(レプリカ・複製)データベースを作成することができるため、 負荷分散や、ホットスタンバイに有効な手段として広がっている
・マスターデータベースとレプリカデータベースは、ネットワークを通じて互いにデータを交換しあい、常に内容が一致するようにできているため、 一ヶ所でデータを更新すると、マスターとすべてのレプリカに自動的に更新内容が伝播する
目的
障害対策
・耐障害性の向上
データベースの負荷分散
・システムにアクセスが集中したときに、1つのサーバのみで対応すると過度に負荷がかかってしまいサーバダウンにつながる恐れがある
対象
停止が許されない、極めて重要なシステム
・行政機関や交通機関のシステムなど、停止したら大きな影響を与えてしまうシステム
→ 障害が発生しても、システムを停止させることなく継続できる
デメリット / バックアップとの違い
デメリット
莫大なコストが発生
・元となるサーバと同じようなサーバが必要になる
・単純計算で通常のサーバ運用の2倍の費用が必要
不適切なデータも完全にコピーされてしまう
・元データがウイルスなどに感染した場合、予備のデータは元データのコピーを行うことしかプログラムされていないため、感染したままのデータがそのままレプリケーションされてしまう
バックアップとの違い
バックアップとは?
・データの複製をあらかじめ作成しておいて、元のデータが破損したときに元のデータと入れ替えて活用すること
比較一覧表
- | バックアップ | レプリケーション |
---|---|---|
リアルタイム性 | ✕ | ◯ |
同一媒体? | ✕ | ◯ |
障害発生 | リストア後再開 | 継続稼働 |
・レプリケーションは、本番系が更新されたら、その場で予備系も更新される。常にデータベース自体を複製するため、万一のデータベース障害時にも 待機系データベースでの継続運用が可能
同一媒体?
・バックアップは、テープやバックアップ用のストレージなど、異なる媒体に転送される。単にデータを保存するだけなら通常のデータベースやストレージで事足りる
・レプリケーションは、2つのまったく同じシステム間で複製される。コピー先の媒体が元データと同一である理由は、単にデータ保存しておくだけでなく、緊急時にシステムの稼働継続するため
システム障害が発生したら
・バックアップは、リストアという、複製を元に転送する作業が発生。リストア後に、業務を再開
・レプリケーションは、リアルタイムに更新しているため、本番系が停止したら、システムが自動的に切り替わり、サービスを止めることなく継続できる。緊急時にリストアの時間なく稼働し続けることができる